「クラシックな雰囲気のバラが好き」「香りも楽しみたい」
そんな方におすすめなのが、挿し木できるオールドローズたちです。
歴史ある品種の多くはすでにパテント(育成者権)が切れており、個人での挿し木・栽培が安心して楽しめます。
この記事で分かること
- オールドローズとは?特徴と系統
- 挿し木しやすいおすすめの品種
- 育てる際の注意点と楽しみ方
- 初心者向け5選ページへのリンクも♪
オールドローズってどんなバラ?
モダンローズ登場以前(1867年より前)に作出されたバラを総称して「オールドローズ」と呼びます。
香りが強く、落ち着いた花色やクラシックな花姿が魅力。多くは一季咲きですが、耐病性が高く、丈夫な品種も多いのが特徴です。
代表的な系統
- ダマスク系:香りが非常に強い。香水にも使用。
- ガリカ系:歴史最古の系統のひとつ。紫がかった花色が多い。
- ブルボン系:比較的四季咲き。フレンチローズとして人気。
- チャイナ系:一部繰り返し咲き。現代バラの祖先的存在。
挿し木しやすい♡おすすめのオールドローズ3選
ここでは、比較的流通していて、かつ挿し木もしやすい名花を厳選して紹介します。
1. スヴニール・デュ・ドクトル・ジャマン
系統:ブルボンローズ(1865年)
花色:濃い赤紫~ワインレッド
香り:非常に強いダマスク香
濃厚な香りと、ベルベットのような花弁が魅力の名花。やや枝は暴れるが、自然樹形を楽しめるタイプ。
挿し木も成功しやすく、風通しの良い場所で育てれば病気にも比較的強い。
2. ロサ・ムンディ(Rosa Mundi)
系統:ガリカ系(12世紀?)
花色:ピンク×白の絞り模様
香り:フルーティで甘い香り
とても古い品種で、唯一無二の絞り模様が目を引きます。
一季咲きながら、印象的な美しさと香りで根強い人気。挿し木も比較的成功しやすいとされます。
3. マダム・アルディ(Mme. Hardy)
系統:ダマスク系(1832年)
花色:純白
香り:高貴なダマスク香
真っ白な花弁と緑の目(中心部)が印象的なエレガントな品種。香りも素晴らしく、オールドローズ好きの間で長年愛されています。
枝はやや細く、剪定で樹形を整えやすいのもポイント。
オールドローズを育てるコツと注意点
一季咲きでも楽しめる
春にしか咲かない品種が多いですが、開花時期は圧巻の美しさです。
他の品種と組み合わせてガーデンにリズムをつけるのもおすすめ。
香りと風通しはセットで意識
香りが強い=湿気を溜めやすい傾向もあるため、風通しの良い場所に植える・誘引すると病気予防に◎
挿し木は新芽前の時期がベスト
冬~早春、休眠期の枝を使うと成功率が高まります。枝はやや柔らかめの部分を選びましょう。
まとめ|クラシックな魅力を庭に♪
オールドローズは、香り・花姿・品格のすべてを兼ね備えた魅力的な存在。
パテント切れで挿し木できる品種も多く、「自分の手で増やす楽しみ」を感じたい方にぴったりです。
まずは気になる1株から、クラシックなバラのある暮らしを始めてみませんか?
バラは品種によって挿し木のしやすさが変わります。気になるバラがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね♪
👉 挿し木しやすいバラ品種まとめページを見る




コメント