バラの挿し木は、適切な土を選ぶことで成功率が大きく変わります。
「どんな土がいいの?」「市販の土でも大丈夫?」という疑問をお持ちの方へ、このページではバラの挿し木に向いている土の種類と、その選び方をわかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- バラの挿し木に適した土の条件
- 赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトの特徴と配合例
- 市販の挿し木用土やプロの配合を使うときのポイント
- 挿し木用の土に関する注意点
☘ そもそも、バラの挿し木に適した「土」ってどんなもの?
バラの挿し木はデリケートな作業。挿し穂が根を出すためには、土の性質がとても重要です。
水はけと保水のバランスが大事
乾きすぎず、湿りすぎず──。
バラの挿し木を成功させるためには、適度な水分を保ちながら、余分な水はしっかり抜けることが理想です。
排水性と保水性を両立する土を選びましょう。
清潔で雑菌が少ないことが重要
発根前の挿し穂は免疫力が低く、カビや病原菌の影響を受けやすいです。
未使用の新しい土を使うのが鉄則。古土の再利用は避けましょう。
軽くて根が出やすい構造の土を選ぶ
挿し穂の成長には、空気を含んだフカフカの土が適しています。
重たく締まりすぎる土は、根の発育を妨げてしまいます。
🌱 基本の3素材|赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトの特徴と配合
ここからは、バラの挿し木でよく使われる基本の用土3種類を詳しく紹介します。
赤玉土の特徴と使い方
赤玉土は関東ローム層の赤土を乾燥させたもので、通気性・保水性に優れた粒状の用土です。バラの挿し木には小粒〜中粒がおすすめで、穂がぐらつかず安定します。
メリット:水もちと水はけのバランスが良く、単体でも使える万能用土。
デメリット:粒が崩れやすく、繰り返し使うと団粒構造が壊れてしまいます(再利用には不向き)。
鹿沼土の特徴と使い方
鹿沼土は栃木県周辺で採れる軽石質の用土で、非常に軽くて排水性が高いのが特長です。やや酸性で、根腐れを防ぐのに適しています。
メリット:通気性と排水性が抜群で、根が張りやすい。カビや雑菌の発生も抑えやすい。
デメリット:保水性はあまりないため、単体使用よりも赤玉土などとの混合が推奨されます。
バーミキュライトの特徴と使い方
バーミキュライトは加熱処理された鉱石(雲母)で、スポンジ状の構造を持ち、非常に軽量で保水力が高い素材です。殺菌処理されており清潔で、挿し木に使いやすいです。
メリット:高い保水性と清潔さで、発根初期に向いています。単体でも使えます。
デメリット:排水性がやや劣るため、多湿環境では蒸れやすいことがあります。通気性を補う混合が理想です。
初心者におすすめの配合バランス
赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトは、それぞれ単体でも使用できますが、初心者には「2種類以上を組み合わせた配合」がおすすめです。
【単体の場合】
・赤玉土単体:万能だがやや重め。管理がしやすい反面、乾燥に注意。
・鹿沼土単体:乾きやすく、軽くて扱いやすい。初心者には乾燥リスクあり。
・バーミキュライト単体:清潔で保水性が高いが、蒸れに注意。
【基本配合レシピ】
赤玉土:鹿沼土:バーミキュライト = 4:3:3
全体に軽くふかふかした感触で、水もちと排水のバランスが良く、失敗しにくい配合です。
📝 体験メモ:鹿沼土9+燻炭1の配合で成功多数!
我が家では定番の配合を卒業して「鹿沼土9+燻炭1」の配合で挿し木をしています。
実際にこの配合で挿し木を行ったところ、8割以上が発根しています。
鹿沼土の通気性と清潔さに、燻炭のやさしい保水力をプラスすることで、カビにくく、根張りが安定しやすい印象です。
YouTubeで紹介されていたのをきっかけに試した方法ですが、今ではすっかり我が家の定番に。
感覚的に「失敗しにくい土」だと感じています。
初心者さんにもおすすめできる配合です。
🌼 市販の挿し木用土やプロの配合も参考にしてみよう
自分でブレンドするのが不安な方には、市販の用土や育種家の配合例も役立ちます。
初心者さんは「挿し木・種まきの土」もおすすめ
すでに殺菌処理され、軽くて清潔。初心者でも扱いやすいです。
そのまま使える手軽さが魅力です。
プロや育種家の土配合例を紹介
例:ゼオライト1:ピートモス2:赤玉土と鹿沼土を半々でブレンド。
通気・保水・根の発育のバランスが絶妙で、上級者向けにも。
使う前に知っておきたい注意点
挿し木に古土の再利用はNGです。
一般的な園芸であれば、古い土でもふるいにかけて異物を取り除き、病害虫やカビ対策として十分に乾燥・殺菌処理を行えば利用できますが、挿し木には避けた方が無難です。
新品の挿し木用土を使用する場合は、そのまま使えますが、使いやすいように適度に湿らせてから植えつけましょう。
✅ まとめ|失敗しないための「挿し木の土選び」3か条
- 水はけと保水性のバランスの良い土を選ぶ
- 清潔で雑菌が少ない土を使う
- 軽くて根が出やすい構造を意識して配合する
挿し木用の土は、ただ「なんでもいい」わけではありません。
バラの赤ちゃんを優しく包みこむような、やさしい土を選んであげましょうね✨


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