バラの挿し木が黒くなる理由と見極めポイント|失敗例と成功のサイン

挿し木の注意点・失敗例

挿し木をしてから数日〜数週間。見た目にあまり変化がないと、
「これ…失敗したかも?」「どうすれば成功なの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

特に、挿し穂の様子が黒ずんできたり、芽が出ないままだったりすると、
「このまま様子を見ていいの?」「処分するべき?」と悩んでしまいますよね。

この記事では、そんな不安な時期に役立つ「挿し穂の変化の見極め方」について解説します。

この記事で分かること

  • 黒くなった挿し穂の見分け方
  • 正常な挿し木の変化・見た目
  • 発根のサインを見逃さないポイント
  • 失敗から学ぶ次のステップ

これって失敗?バラの挿し木で見られる“よくある変化”

挿し木直後は見た目の変化に一喜一憂してしまいますが、実は“正常な変化”も多いんです。
ここでは「失敗のサイン」と「心配いらない変化」を見極めましょう。

茎の下部が黒くなる|残念ながら失敗の可能性大

地面に挿している部分から黒く変色してきた場合は、腐敗が進行している状態です。
茎の内部まで黒くなって柔らかくなっていると、発根は難しくなります。

原因としては、

  • 土が湿りすぎていた
  • 風通しや温度が悪かった
  • 挿し穂に傷があった

残念ながら復活はほぼ望めません。黒ずみが広がってきたら、潔く処分しましょう。

葉が落ちる|正常な反応なので心配なし

挿し木をすると、水の吸収力が弱いため葉を自ら落として乾燥を防ごうとすることがあります。

落葉は一見ショックに見えますが、発根にエネルギーを集中させるための正常な動きです。

ただし、

  • 茎が黒ずんでいたり、
  • 茎がしなびている

場合は注意。葉が落ちただけなら大丈夫と覚えておきましょう。

芽が出ない|意外とふつう。気長に見守って

「もう10日以上経つのに芽が出ない…」というのもよくある声。

ですが、発根より先に芽が出ることは少なく、根がある程度育ってから芽が動き出すのが普通です。

1ヶ月ほど動きがなくても、

  • 茎が緑色で、
  • 張りがあり、
  • カビや腐敗がない

状態であれば、根が出る準備中と考えて、様子を見てOKです。

成功の兆しかも?発根が近い挿し穂のサイン

変化が少ない時期こそ、よく観察してみてください。
小さな兆しを見逃さないことが、次のステップへつながります。

芽が動く|根が出はじめているサインかも

芽がふっくらしてきたり、わずかに伸びたりしてきたら、根が出はじめた可能性大!

ただし、元々挿し穂にあった栄養だけで動く芽もあるので、この時点ではまだ慎重に見守るのがベスト。

葉が展開してくる|発根がある程度進んだ証拠

新しい葉が開いてきた場合、根が育って水分を吸えている状態です。

袋などで覆っていた場合は、この時期から少しずつ外して外気に慣らす準備も始めましょう。

鉢底から根が見える|鉢上げのタイミング!

透明ポットや底穴から白い根が見えたら、発根成功の確定サインです!

この段階で、より育ちやすい鉢へ植え替える「鉢上げ」をしていきます。
まだ弱いので、風や直射日光には徐々に慣らすように管理しましょう。

まとめ|黒くなったら…残念だけど次に活かそう

バラの挿し木は、成功する時もあれば失敗する時もあるというのが自然な流れです。

黒くなってしまった場合は、原因をふり返って、次に活かすのがベスト。

  • 土の湿度管理
  • 清潔な用具の使用
  • 挿し穂の選び方

など、次の一手で成功率はぐっと上がります!

初心者さんにおすすめの成功しやすい品種もまとめていますので、ぜひ次はこちらの記事をご覧くださいね👇

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