挿し木を始める前に知っておきたい「枝の太さ」の選び方を解説します。
バラの挿し木をする時、「枝の太さ」はとても大事なポイント。太い枝と細い枝、どちらを選ぶかで発根のしやすさやその後の育ち方が変わってきます。
この記事では、枝の太さ別に特徴や注意点を比較しながら、一番おすすめの太さをご紹介します🌱
この記事でわかること
- 太い枝・細い枝、それぞれの特徴と違い
- 成功率と成長力に関わるポイント
- かなり細い枝は使える?注意点は?
- 挿し木に最適な枝の「太さ」の目安
🌿 太い枝で挿し木した場合
鉛筆ほどの太さがある枝は、見た目にも「しっかり」した印象を受けますが、挿し木に向いているのでしょうか?
ここでは太い枝のメリットと注意点を解説します。
鉛筆〜それ以上の太さが目安
太い枝とは、目安として「鉛筆」くらい、またはそれ以上の太さ。1年経った枝や、木質化して茶色くなった枝がこれに該当します。
木質化が進んでいると発根に時間がかかる
太くなるほど、枝の組織がしっかり硬くなり、発根に時間がかかる傾向があります。根が出るまではじっくり待つ気持ちが必要です。
養分を多く蓄えているため、発根後の成長が力強い
いったん発根すれば、内部に蓄えた養分でぐんぐん育ちます。初期の成長が旺盛で、地上部がしっかりする傾向があります。
🌿 細い枝で挿し木した場合
「成功率が高いのは若い枝」という話もよく聞きます。ここでは、細めの枝を使った場合の発根のしやすさや、育ち方の特徴を見てみましょう。
割り箸〜鉛筆未満、今年伸びた枝
柔らかい緑色の枝や、赤みが残る若い枝が細い枝の代表です。春以降に伸びた新梢(しんしょう)が該当します。
発根が早く成功率が高い
細い枝は細胞分裂が活発で、根を出しやすいのが特徴。保湿と温度管理をきちんとすれば、比較的スムーズに発根します。
成長はゆっくりで、管理が悪いと枯れやすい
若いぶん、内部の養分が少なく、体力も弱め。水切れや蒸れには特に注意が必要です。成長もじわじわゆっくり。
🌿 かなり細い枝(3mm前後)はどうなの?
ときどき「捨てるのが惜しくて、極細の枝も挿したくなる」こと、ありますよね。でもその細さ、使ってもいいのでしょうか?
根は出るが、芽吹く力が少ない
3mm前後の細い枝でも発根することはありますが、体力不足でその後の芽吹きや成長がスムーズにいかない場合もあります。
乾燥・寒さに弱く、開花まで時間がかかる
とても細い枝は、環境の変化に敏感で、乾燥や寒風で力尽きることも。育ったとしても、開花まで通常の挿し木苗よりも1年以上長くかかることも。
実験や「捨てきれない枝」用におすすめ
成功すればラッキー、くらいの気持ちで使いましょう。特別な管理ができる場所(室内や温室)があるなら試す価値ありですが、主力選手としては期待薄、かも知れません。
✅ 結論|挿し木にベストな太さは?
太い枝・細い枝、それぞれにメリットとデメリットがありますが、最もバランスのよいおすすめの太さとは?
- 成功率を重視:細めの枝(新しい枝・緑色の部分・細すぎない)
- 成長力を重視:やや太めの枝(鉛筆サイズ以上)
その中間で、挿し木の成功率と育ちやすさを両立する太さがこちら👇
👉 鉛筆くらいの太さで、まだ緑が残る「半木質枝」
見た目はしっかりしていて、枝の下部が少し茶色く、上部が緑色。適度な柔らかさがあり、春〜初夏の枝によく見られる状態です。
この状態の枝は、発根率も高く、育ちやすいという理想的なバランスを持っています✨
とは言え、理想的とは言えなくても冬剪定などで出た大量の剪定枝がもったいない気持ちもありますよね。
それぞれの枝の特性を考えながら、挿し木に挑戦したり実験するのも興味深いと思います。


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