バラの挿し木にチャレンジしたいけど、やり方が分からない…という方へ。
このページでは、実際の作業を一つひとつていねいにご紹介します。
コツさえつかめば、きっとあなたにもバラが育てられますよ♪
この記事で分かること
- バラの挿し木に必要な道具と下準備
- 実際の挿し木の手順
- 挿したあとの管理と育て方
1. バラの挿し木を始める前に
まずは、準備からスタートです。
必要な道具や材料が揃っていないと、挿し木の成功率も下がってしまいます。
ここでは「何が必要か」と「適した枝の選び方」を見ていきましょう。
✔ 必要な道具を揃えよう
- 清潔で切れ味の良いカッターまたは剪定バサミ
- 小さめの鉢(または育苗ポット)
- 挿し木用の土(鹿沼土、赤玉土、バーミキュライトなど)
- 発根促進剤(あればなお良し)
- 透明なビニール袋 or 容器(湿度管理用)
✔ 挿し穂にする枝の選び方
春~初夏は「緑色のしっかりした新枝」、
秋や冬は「やや固く締まった枝」が適しています。
葉が3~5枚ついていて、病気や傷のない元気な枝を選びましょう。
✔ 切る前に準備すること
カッターはアルコールで消毒しておきましょう。
土も乾いている状態より、少し湿っているほうが作業しやすいです。
2. 実際のバラ挿し木作業
準備ができたら、いよいよ作業開始です。
ステップごとに見ていきましょう。
✔ 枝を切る・整える
10~15cmくらいの長さで、葉が2〜3枚ついた部分を切ります。
下の切り口は断面が大きくなるように斜めにカットし、上の切り口はまっすぐでもOKです。
✔ 葉の処理をする
下の葉はすべて取り除き、上の葉は蒸散を防ぐために半分に切ります。
このときも、傷をつけないようやさしく扱いましょう。
休眠挿しの場合は、葉はなくてもOKです。
✔ 土に挿す
鉢の土に割りばしなどで挿し穂よりも一回り大きめの穴をあけ、切り口がつぶれないようにそっと挿します。
ルートンなどの発根促進剤があれば、切り口に少し塗ります。
挿し終わったら軽く土を押さえ、株がグラグラしないよう固定します。
✔ 透明なビニール袋で覆う
湿度を保つため、透明なビニール袋や容器で覆います(なくてもOK)。
鉢の四隅に割りばしを刺して、上から大きめのポリ袋をかぶせると簡単です。
3. バラ挿し木後のお世話
バラ挿し木は挿したあとの管理が、成功のカギです。
毎日かまいすぎず、ちょっと放置ぎみに…が実はうまくいくコツ♪
✔ 水やりと湿度管理
土が乾かないよう、表面が乾いたら軽く水をあげましょう。
ビニール袋や透明な容器をかぶせて、湿度を保つのも効果的です。
✔ 日当たりと置き場所
直射日光はNG。風通しの良い明るい日陰がベストです。
屋外なら北向きベランダ、室内ならレースカーテン越しなどがおすすめ。
✔ 根が出るまでの目安
時期や品種によりますが、早ければ2〜3週間、遅いと1ヶ月以上かかります。
動きがなくても引っ張ったりせず、気長に見守ってあげましょう。
バラ挿し木の手順まとめ
バラの挿し木は、思っているよりシンプルです。
準備と管理をていねいにすれば、初めてでも成功のチャンスは十分あります。
次の記事では「成功率アップのコツや注意点」をご紹介しますので、ぜひ続けて読んでみてくださいね♪