【体験談】こんなやり方で根が出ています

自分がいつも行っている挿し木の方法をまとめてみます。

基本的なノウハウは同じなのですが、具体的な体験談です。

📌 ご注意:この記事は筆者の体験を元に記載しています。環境によって結果は異なることがあります。

挿し木の時期

梅雨時期の緑枝挿しか冬の休眠挿しが良いとされていますが、自分はもっぱら冬に休眠挿しを行っています。

理由は、寒いので枝が傷みにくいような気がしているのと、単純に冬剪定後の枝がたくさんあるからです。

枝のカットと水揚げ

剪定した枝は、切れ味の良い剪定ばさみでくさび形にカットして水揚げします。

水にメネデールやミリオンを入れる人もいますが、自分は何も入れません。

2時間くらい水揚げするのが適正ですが、つい忘れて2日くらい放置したことも何度かあります(笑)

挿し木の土

土は鹿沼土に少量のくん炭を混ぜて使っています。

挿し木用の土や赤玉土など様々な方法がありますが、大切なのは清潔な土であること。

中古の土の使いまわしだと、感染などのリスクがあるためNGだそうなので、新品の土を使っています。

くん炭を混ぜるのは、誰かのYouTubeで土の温度が少しだけ上がって発根しやすくなると紹介されていたからです。ただネットで調べても根拠が見つからないので、おまじない的に?

今のところ発根の成功率は高い方だと思うので、間違ってはいないと思っています。

土に挿すやり方

挿し穂を土に直接サクッと挿すと、切断面がつぶれてしまうのでNGです。割りばし等で挿し穂よりも太めの穴をあけて、そこに挿入します。

断面に、発根促進剤のルートンを軽く塗っています。

挿入したら枝がグラグラしないよう軽く土を押さえ、静かに水を与えてセッティングが完了です。

挿し木の管理方法

軒下の雨が当たらない場所に置いています。

室外に置きっぱなしで、腰水は使わず普通に上から水を与えています。腰水で下から水を吸わせる、という方も見ますが、自分はやっていません。

挿し穂が動かないように、そっと水を与えます。乾かないように注意していますが、たまに表面が乾いています(笑)

しばらくすると葉が出ますが、まだ根は出ていません。もともとの枝が持っている力で葉や芽が出ているだけなので、ここで油断をせずに見守ります。

2か月くらい経つと気になって引っ張りたくなりますが(笑)、ぐっと我慢して水だけ与えつつ放置するのがコツだと思います。

関東地方で雪は年に数回しか降りませんが、雪が降れば室内に避難しています。軒下に置いているので雪は当たりませんが、さすがに寒さで凍らないか心配なので…

鉢上げ

おおよそ冬剪定の1月頃に挿し木をして、5月の連休あたりに鉢上げをしています。

通常なら2か月程度で鉢上げするようですが、未熟な根を鉢上げするよりも、少しは育っていた方が安全だと思うので、ゆっくり気長に待っています。

鉢上げ時は、鉢を倒して丁寧に土を払ってそっと引き上げます。

根が鉢底から出ている場合は切れやすいので、より慎重に引き上げますが、それでも若干は切れてしまうことが多いです。。。

鉢上げ後の管理

バラの培養土を使いますが、挿していた時の鹿沼土を少し混ぜます。

いきなり100%環境が変わってしまうよりも、元いた場所と同じ成分が多少なりとも含まれていた方がスムーズに慣れてくれるかな?と思うのですが、根拠はありません。

最初は日陰で管理して、1週間くらい経ったら日なたに置いています。その後は普通の鉢植えと同じように管理していますが、状態はまめにチェックしています。

挿し木から1年後

発根は割と成功するのですが、1年以内に枯れてしまうものが多いです(泣)

最近で一番悔しかったのは、順調に大きくなったナエマが枯れたこと。

新梢が伸びて3号のポリポット(約0.4リットル)では小さくなったので、プレステラ120型の深型ポットに移しました。およそ約0.7リットルです。

さらに葉が増え背が伸びたので、根はり鉢の6号に植え替えたのですが、これが失敗でした。

プレステラは約0.7リットルで、根はり鉢の6号は1.8リットル。倍以上の容量です。

せめて根はり鉢の5号なら1.0リットルなので、こちらにすべきだったのですが、新苗に近いくらい背が高くなったので新苗=6号、のようなイメージで6号にしてしまったのです。

鉢が大きすぎると、水分過多になって根腐れしやすくなります。

その後ハイポネックス微粉を与えたのが決定打になったのか、枯れてしまいました…
最後の1本だったのに…

まとめ

こんな感じで、書いてみると割と適当なゆるい管理でも根が出ています(●´ω`●)

発根はわりと成功しますが、その後の管理が悪いのか枯れてしまうことが多いので、そちらが今後の課題です。

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